株式会社技術検定研修協会 会社概要
お問い合わせはこちら 動画講座のご案内

メールマガジン始めました

 

建設新聞社

 

平成23年度1級土木施工管理技士 総評

今年の1級土木学科試験は昨年並みの合格率を予想

〔A問題〕
今年度のA問題土木一般分野については、例年出題されている様々な規定に関しての正誤判定以外に、材料の選定や施工の動向についての設問も多く出題された。また、機械経費の内訳、混和材の特徴、鋼管杭の施工、地中連続壁の施工等の新規出題もあったことから、難しく感じた受験者もいたかと推察される。

しかしながら、正答肢に限ってその詳細を見てみると、過去に出題された問題からその正答が導き出されるため、結果としては指定解答数に近い数の解答ができたものと思われる。

なお、A問題法規については、例年どおりの出題レベルであり、海洋災害防止法以外は、それほど難しい問題はなかったように思う。

〔B問題〕
また、B問題の共通、施工管理の分野については、エポキシ樹脂塗装鉄筋コンクリート、コンクリートの反発度の測定等の新規出題もあったが、数は少なく、過去問題をやっていれば優に60%以上の正答は得られた内容で、解答しやすい問題であったと思われる。

このようなことから、今年度の学科試験も、例年程度の合格率(50%)は期待できるように思う。

 

記述問題中心の実地試験対策は、用意周到な準備が必要

さて、1級土木施工管理技士試験は、実地対策がそのポイントとなる。

実地試験は学科試験の4肢択一式とは異なり、記述式問題(文章で解答)であるため、出題数は少ないが学科試験より難しい。

実地試験の合格率は年々下がり続け、昨年度は20%を切る状況にまで低下しており、難関の試験となっている。

その理由として、経験記述の課題が具体的に指定されることと、記述式問題の採点がより厳密になっていることが伺える。そのため、実地試験をクリアーするためには、学科以上に時間をかけて周到な準備をする必要がある。

今回、学科試験に合格したと思われる人は、早速実地試験の準備を進めて欲しい。

合格発表後の準備開始では、試験までの期間が1月半と短く、しかも夏場の暑い時期で仕事も忙しくなるため準備不足となりやすい。

実地試験対策は、早く始めるのがポイントである。

 

■合格率の推移

合格率 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年
学科試験(%) 49.2 51.2 50.8 70.5 50.9 53.0
実地試験(%) 56.2 30.7 36.7 25.9 19.1 18.5

 

(2011.7.7 教務部)